メンヘラとは、メンタルヘルス(精神面の健康)から派生したネットスラングで、精神的に病んでいる人のことを指します。しかし最近ではメンヘラの定義が曖昧になり、恋愛において情緒不安定な人や愛されたい願望の強い依存体質、異常なまでに執着する人などの総称として使われています。

精神医学では、境界性パーソナリティ障害とも呼ばれているようです。また、メンヘラという言葉が一般的になった今、ネガティブな意味として使われることの方が多く、メンヘラだと思う基準は人によって様々ですが、メンヘラではなくても女性が不安な感情を表現するだけで「この子はメンヘラ女だ」と勝手に決めつけて離れて行く男性もいるようです。

メンヘラ女子は寂しがりやで、常に構ってかまってくれる相手を探しているので、男性と親密になる機会が多く、彼氏が途切れないことが特徴として挙げられます。少しでも不安になると感情の起伏が激しくなってしまいますが、気持ちが安定している時は、普通のカップルと変わらないラブラブな関係でいられます。

しかし、別れ際が一番情緒不安定になりやすく、引き留めようと自傷行為をして、相手の気を引こうとすることもあります。メンヘラは基本的に、過去の経験から、しつこくすると嫌われるということを自覚しています。そして、男性の愛情が自分に向いていると感じられない内はほとんど依存しません。そのため、付き合うまでは男性の前で不安な気持ちなどをあまり表には出さず、付き合ってから段々と束縛したり、わがままになったりして行きます。

こうして男性はメンヘラだと気付かずに付き合ってしまい、男子校出身の人は特にメンヘラ女子に免疫がなく、かまってちゃん特有の言動を真に受けやすいため、メンヘラに好かれてしまう傾向があるようです。

女性に甘えられたり、頼られたりして嫌な気分になる男性は滅多にいません。ほとんどの男性がそんな女性を守ってあげたくなり、その気になってしまいます。しかし、相手がメンヘラ女子の場合、束縛などが段々とエスカレートして行き、男性も何とかご機嫌を取らなきゃと躍起になっていく内に「自分がいないとこの子はダメになる」と思い込んで、共依存に陥ってしまうケースも多くみられます。

そんな彼女の性格に耐えられなくなり、別れを選択する男性は多いようです。そして、男性から突然別れを切り出されると、メンヘラはパニックになってしまいます。パニックになったメンヘラ女子は何をするかわかりませんので、別れ話がこじれて警察沙汰になってしまわないよう、2人だけの密室などで別れを切り出すのは避ける方がいいでしょう。

また、メンヘラ女子の方が他に好きな人ができたり、彼に愛されていたりしても実感が持てず、突然思い詰めて一方的に別れを告げることもあるようです。何の前触れもなく、仕事中に突然、LINE(ライン)で別れを宣告されていたという体験をした男性も多くいます。メンヘラ女子は自己中心的なので、相手の状況を考えず、別れると決めたら容赦なく終わらせてしまうのです。

お付き合いしている男性から「気持ちが重い」「性格が暗い」「束縛が激しい」「泣けば許されると思っているだろ」「たまには俺じゃなくて、女友達とも遊びなよ」「俺がいないとダメだな」こんなことを言われ、自分でも男性に依存気味だと感じるところがある人は、メンヘラの可能性が高いです。

恋愛になると、メンヘラの特徴と同じような行動を取ってしまう女性は意外と多いものですが、思い当たる節がある場合は、自分の言動を客観視してみて、置かれている状況や感情を冷静に分析し、理解できるようにしましょう。

基本的にメンヘラは、愛されたい願望が強すぎて普通の人とは違う言動をとったり、服装や、色白などの特徴から気付いたりすることもありますが、隠れメンヘラの場合は付き合いが長くならないと気付きにくいというのが難点です。

また、構ってもらうためにメンヘラのフリをするファッションメンヘラや、特定の人への独占欲が強いあまり、心を病んでしまうヤンデレというタイプも存在します。この分類された3つのタイプにはどんな違いがあるのでしょうか。

隠れメンヘラの特徴

基本的には明るく、コミュニケーション能力があるので、普段はメンヘラの部分が隠れている場合が多いようです。しかし、お酒を飲むと初対面の人であっても過去の恋愛経験を赤裸々に語り出したり、重めの悩みや相談を打ち明けて来たりといった、普段は出さない部分が出てきてしまいます。

基本的に本音は話さず相手に合わせているため、表面上では人間関係はうまくいっているように見える一方、メンヘラだと気付いて去って行く人もいるので、仲の良い友達がコロコロ変わるのも特徴です。また、SNSのアカウントをいくつも所持しており、現実で繋がっている友達には見えない裏アカ(裏のアカウント)で、頻繁にネガティブな独り言を投稿しています。

ファッションメンヘラの特徴

ファッションメンヘラは、あくまでアクセサリーとしてのメンヘラを演じているだけで、本当に心が病んでいるわけではありません。自傷行為の傷痕はなくても手首に包帯を巻いたり、市販の睡眠導入剤や鎮痛剤を持ち歩き、「病んでます」アピールをしたりします。

不幸自慢をすることで、承認欲求を満たそうとするのです。また、落ち込んだり悩んだりしているところに声をかけてみても、「ちょっと色々あってね…」と言って最後まではっきりと言わない人も、ファッションメンヘラかもしれません。

本当のメンヘラなら話すことでさらに相手の気を引こうとしますが、ファッションメンヘラは構ってほしさにメンヘラを装っているだけで、本当に悩んでいるわけではなく、特に理由もないのです。そして何より、ファッションメンヘラは、人とは違う自分に酔いしれてしまう傾向があります。

=>ファッションメンヘラとは?

ヤンデレの特徴

ヤンデレとは「病み」と「デレ」を合わせた言葉で、精神的に病んでいる状態で大好きな人ができるケースと、好きすぎて病んでしまうケースがあります。愛されたい願望の強い自分中心的なメンヘラに対して、ヤンデレは尽くしたい願望の強い、「好きな人中心型」と言われています。

自分が愛している特定の人に異常なほどの独占欲があり、基本的には浮気には走りませんが、嫉妬心が強く、二人の関係を邪魔する相手には容赦なく攻撃する傾向にあります。他人が原因で別れに発展した場合、自分や彼を責めるのではなく、原因となった人を排除しようとしますので、不用意に近づくと思いもよらない攻撃を受けることがあり、危険です。

「どうせ私なんて…」「こんな自分が嫌い」「整形したい」「今、何してるの?」「なんで連絡返してくれないの?」「つらい…」「涙が止まらない…」「死にたい」「別れたら死ぬ」

以上のように、メンヘラ女子特有の口癖にはネガティブな要素が強く含まれていて、自分を卑下する言葉や相手への不安・不満が多いです。特に恋愛面でこういった発言が多くなるのが特徴です。メンヘラ女子は依存性が高いのも特徴です。いつでも自分の話を聞いてくれる人は、愛情を向けてくれていると実感できます。

こうして自尊心や承認欲求を満たしてくれる人を選び、甘えるようになります。それゆえに、彼氏がいる場合でも優しくしてくれる男性がいれば浮気をする可能性があります。しかし、彼氏よりもいい人を見つけた時は、今まで彼氏にしてきた束縛や依存なんて忘れたかのようになかったことにして、あっさりと乗り換えることも多々あるようです。
 
メンヘラ女子は人に見捨てられることを極端に恐れている寂しがりやで、常にかまってくれる人を探しています。ため息をついたり、「どうしよう…」と困った素振りを見せたりなどして、声をかけられるのを待っています。それを相手の状況や気持ちを考えずにアピールをするので、自己中だと思われてしまうのです。

恋人に限らず、友達が他の人と仲良くしている姿を見ると、嫉妬心から激しい感情をぶつけてしまうこともあります。また、相手の関心を引くために過去のトラウマや恋愛経験、家族のことでつらい経験をしてきたと語る傾向があります。しかし、それでもあまり構ってもらえない相手には、自分が傷つくことを恐れて、突然関係を断つこともあるようです。

感情的になりやすく、それを抑えることができないために、ヒステリックやわがままだと言われてしまうことが多いメンヘラ。接し方を間違えると、被害妄想から癇癪を起してしま、手が付けられない状況になってしまう恐れがあります。

感情が目に見えてコロコロと変わり、甘えて来たと思ったら次の瞬間には不機嫌になっているような人は、メンヘラの可能性が高いと言えるでしょう。普通の人には理解しにくい精神状態なので、避けられてしまいます。そして、メンヘラ女子の特徴で最も多いのが、ネガティブ思考で嫌われることを極端に恐れていること。そのため彼からの連絡が数時間途絶えるだけで嫌われたのではないかと不安になって、相手が仕事中だろうと何だろうと、ところ構わず繋がるまで何度も電話をかけたり、LINEやメールを送り続けたりします。

心配するメッセージから始まり、泣いている顔文字やスタンプの連投を、気が付いてくれるまでやめません。友達や仕事関係でも同じで、少しでも嫌われていると感じたら「私なんて誰も助けてくれない」「自分は価値のない人間なんだ」とネガティブな考え方をして、自己嫌悪に陥るようです。

SNSは、メンヘラがどうかを調べるのに最適なツールです。メンヘラ女子は彼から連絡が返って来ない時や一人でいる時間に耐えられない時は、承認欲求を満たすためにSNSを頻繁に更新します。寂しさや不安を紛らわせるようにネガティブな気持ちを吐き出している投稿が多い場合は、メンヘラかも?と疑ってみてもいいでしょう。 

また、失恋ソングの歌詞や、自作のポエムなどを投稿したり、「…」を多用したりしているのもポイント。誰かと一緒にいることを匂わすような明るい投稿も時々しますが、その直後に「もう誰も信じられない」とネガティブな投稿をして、「何かあったの?」と聞いてくるのを待っている、かまってちゃんな行動の一つなのです。

「連絡が返ってこない…もう終わりかも」「死にたい…」「やっぱり私なんかよりあの子の方がいいよね…」「今日も吐いちゃった…」「深く切れなかった…」「悪い子でごめんなさい…」という、一般の人が引くような、ネガティブで暗すぎる内容で埋まっています。閲覧すること自体を注意した方がいいでしょう。

周りが薄暗くて、一日の疲れが溜まっている夜などは、普通の人でも漠然とした不安や自己嫌悪に駆られて眠れなくなることがありますよね。自己管理が出来ず、夜中まで起きている状況が続いてしまう人も、メンヘラになりやすいようです。

メンヘラは深夜でもおかまいなしに連絡をして、周りに迷惑をかけることがしばしばあります。SNSで大量に呟くのも深夜の時間帯が多く、薬や体温計の写真と一緒に体調不良アピールをして、誰かが心配してくれるのを待っています。しかし、そんな時間帯なのですぐに反応が返ってくるわけもなく、「誰からも心配されない自分は価値がないんだ」とさらに落ち込むという悪循環を起こしやすくなります。

自分から生み出したそういったストレスや、夜型の不規則な生活により、摂食障害やうつ病などに繋がる可能性もありますので、自己管理はしっかりと行いましょう。また、愛されたい願望が強いメンヘラ女子は、寂しさを埋めるために、付き合っていなくても性交渉に応じやすい傾向があります。彼女がいる相手でも関係なく、女としての価値を再確認するために、自分から誘うことも多くあります。

性交渉することで愛されていると感じることができますが、男性からは都合の良い女として扱われてしまうので、冷たくされたり、音信不通になったりします。そのため、さらに情緒不安定になってしつこく連絡したり、家に押しかけたりして何とか関係を繋ぎ止めようとするのですが、その行き過ぎた行動が「重い女」と感じられてしまうのです。

一方で、関係を持った男性に執着しながらも、他の男性とも次々に関係を持ってしまうこともあります。メンヘラ女子の恋愛事情をお話してきましたが、メンヘラなのは女子だけではありません。基本的には女性のメンヘラと似ていますが、男性も同じように、弱音を吐くなどネガティブな台詞で相手の気を引こうとするので、女々しいと感じたらメンヘラかも?と疑ってみてもいいでしょう。

また、自分に自信がないけれど、プライドが高いため、自分を良く見せるためにブランド物を身に着けて金持ちアピールをしたり、男友達が少ないことを隠すために一人が好きなフリをしたり人もいるようです。

メンヘラ男子の特徴は下記の通りです。

  • 連絡がマメ
  • 「俺」アピールが強い
  • 嫉妬、やきもち焼き
  • 一人が好きなフリをする
  • キレやすい、すぐにふてくされる
  • 一途
  • 甘えてくる
  • 弱音を吐く
  • 自分語りが多い
  • 極端なポジティブと極端なネガティブ

このような言動が見られるメンヘラ男子に対しては、やはり安心させてあげることが大事です。彼の不安をひとつひとつ解消して行くことで落ち着く場合もありますが、少しでも嘘やミスがあれば激怒してしまう恐れがあります。

忍耐力と多大な我慢が必要ですが、無理に相手を変えようとせず、寛大な心で見守ってあげましょう。そんな彼と別れることは考えていないのであれば、一緒にいる時間を増やして、根気よく付き合って行くしかありませんが、自分を犠牲にしなければお付き合いを続けるのは難しいでしょう。

無理してまで付き合う理由は何なのか、客観的に考える時間を作ってみてもいいと思います。もし、私がそばにいてあげないとダメだから…」と、どうしても別れられずにいる場合は、共依存に陥っている可能性があります。

このままでは冷静さを失ってしまい、とても危険な状態になりかねないので、勇気を持って別れを決断することも時には必要です。いかがでしたか?こうしてみてみると、心に抱えている不安や愛されたい願望は、メンヘラでない人もメンヘラの人も、同じなのではないでしょうか。

ただ、メンヘラになりやすい人は、家庭環境や人間関係などのストレスや過去の大きなトラウマにより、その不安と孤独感が募り、精神的に不安定になってしまうのかもしれません。メンヘラを治すには時間がかかります。途中でサポートをやめるなど、冷たくするとメンヘラの人は余計に自己嫌悪に陥り、さらに悪化してしまうかもしれません。

治してあげたいと思うなら、そんなメンヘラと真剣に向き合う覚悟が必要です。精神科に行くよう説得することも大切ですが、処方された薬を過剰に飲んでしまう危険性があるので、細心の注意を払って見守ってあげてください。

丁寧に時間をかけて、根気よく心をケアして行けば、メンヘラ女子・メンヘラ男子たちの不安を取り除くことが出来るはずです。 

=>メンヘラとヤンデレの違いとは?