精神に障害を抱えていたり、すぐ不安になったり、強い束縛をしたりするといったネガティブなイメージの強いメンヘラですが、実はその定義に明確なものはありません。

自らの行き過ぎた行動を友人などに指摘されて初めて自分を客観的に見て、「メンヘラなのかも」と思ったりすることも多いようです。

メンヘラの人は、自己肯定感が異常に低く、かまってちゃんで、自分の行動に非があるとは露にも思いません。

では、そんなメンヘラの人が幸せを手に入れるためには何をすればいいのでしょうか?

「自分はメンヘラである」と認めただけでは何も変わりません。

具体的にどんなことをすれば幸せに近付けるのか、見て行きましょう。

=>メンヘラ彼女と別れたいけど別れられない理由

心がける行動①「ありのままの自分を愛すること」

欠点を愛することで依存を脱却できたという話を聞きます。

気が利かないなら気が利くように努力するし、肌が荒れがちなら入念なスキンケアを心がけますよね。

ではなぜ私たちは、欠点を直さなければいけないと思ってしまっているのでしょう。

それは「欠点があると嫌われる」と教え込まれてきたからではないでしょうか。

直接言われることはなかったかもしれませんが、「人と違うと馬鹿にされる」「できないと笑われる」「失敗すると悲しまれる」など、子供の頃から社会ではそれが当たり前ですよね。

だから子供も親もできないことばかりが目についてしまい、それをできるようにしようと大人たちは必死になって自分の子供をサポートするのです。

でも、生まれたて子供はありのままで愛してもらえるはず。

本来人はそうありたいと思っているのに、社会がそれを許してくれないのです。

「こんな私でもありのままの自分を受け入れてくれる人がいる」というどこか夢のような小さな希望を持っているがゆえに、嫌われるリスクを伴う欠点をさらけ出すことは、とても勇気のいることです。

「大切な人に好かれるより多くの人に嫌われたくない」「欠点があると嫌われる」…そう思わざるを得ない社会を誰も止められない現状が、人々が欠点を愛することができない理由ではないでしょうか。

自分の欠点を愛することができないでいると、誉め言葉を肯定的に捉えることができません。

正直に誉めてもらえたとしても「本当はそんなこと思ってないくせに」などとネガティブに考えてしまい、相手の気持ちを疑って卑屈になってしまいます。そんな卑屈な人間と一緒にいるのはものすごく疲れますよね。

もちろん卑屈になってしまうあなたを愛そうとしてくれる存在もいますが、欠点をひた隠しにしている人をありのままを愛するということは、まずその欠点を探し当てるところから始めて、あなたが卑屈になってもどうなってもへこたれずに、「それでもお前を大切にする」「そんなことで嫌いになるわけないじゃん」などと、根気強く伝え続けるエネルギーが必要なのです。

「嫌われないために頑張る」ということは自己愛の塊です。

つまり、本人は嫌われないために欠点を隠そう、直そうと自分なりに頑張っているのに、欠点を嫌いであればあるほど素直に愛情を受け入れられず、精神力や体力まで奪う結果になってしまうという、とても本末転倒なことなのです。

それに、欠点と言うのは自分で許すことができない限り、直しているのではなく隠しているだけです。

誰かに何かを隠し続けるのは、辛く苦しいことです。

自分を決して許さず、欠点を嫌って嫌って隠し続けた結果、人生が楽になる人もいます。

しかし、隠そうとしても全然うまくいかなかったり、完璧に隠そうとして疲弊してしまったり。

そういう時は、欠点を愛してあげるのも一つの手です。

少しずつできることを増やしたり、自分にあるもの・できることから褒めあげたりして自信をつける方法と、もう一つ大事なことは、「自分は~だからしょうがない」と思うことで欠点を許す方法。

欠点を愛するということは、この後者に当てはまるのです。

心がける行動②「ありのままの自分を受け入れるには成長が必要不可欠」

要は、欠点は「仕方がない」と思えば楽になる、ということですが、「仕方ないと思えるならこんなに苦労はしてない」「仕方ないと思おうとしても無理だからこうなってるんだ」。

その通りです、言われてすぐにできるなら、こんなに苦労はしませんよね。

コンプレックスの種類は人それぞれですが、大きく2つに分けることができます。

それは、「努力次第で改善できるもの」と「努力次第ではどうにもできないもの」です、たとえば顔のコンプレックスは化粧や整形で改善できる可能性がありますが、母子家庭で育ったことへのコンプレックスは、自分がどう頑張ってもどうにもなりませんよね。

そのどうにもできないコンプレックスを頭では「仕方ないこと」と思ったとしても、嫌なものは嫌、ですよね。

そこで思い至るのが「ありのままを受け入れるのって、現状から変わらないって意味じゃない」ということです。

だったら変わるしかない、改善するしかないのですが、残念ながら、努力が全て実を結ぶような素敵な社会ではありません。

改善しようと努力したけどうまく行かない場合は、方向性を変えて、完璧主義をやめるという方法でもいいのです。

つまり、「嫌いな自分、それをどうにかしたい自分、どうにかする方法がわからない自分」をすべてひっくるめた、ありのままの自分を受け入れるためには、「変えられる部分を変える、成長する」ということが必要不可欠なのです。

思い込みの力も確かに偉大ですが、それは行動が伴うからです。何もしないで嫌いな部分まで受け入れられるようになることはないのです。

「じゃあ改善・成長しちゃったらありのままじゃないじゃん」と思われるかもしれませんが、ありのままというのは「そのまま自分を嫌いなまま変わらない」という意味ではなく、「嫌いだからどうにか改善できないものかと思う自分も含めて受け入れる」ということなのです。

自分自身を嫌いなままでいい、成長改善する必要がないと思うのなら、それも一つの方法で、それもひとつのありのままのあなたの姿です。

ありのままの自分を受け入れることは、どうしようもできないコンプレックスに蓋をして隠すのではなく、自分には短所だけでなく長所があるということや、他のコンプレックスを克服したからこそ「これだけは仕方ない」と思えるということ。

自分の何かが成長したから大丈夫と思える、変えられないコンプレックスよりもっと大事なことがあるから大丈夫、と思えるわけです。

「ありのままで生きている自分を褒める」「当たり前のことでも褒める」という行動は、先ほどの「変えられないコンプレックスよりもっと大事なこと」です。

もしそれが「生きていることがすごいと思えない」という変えられないコンプレックスならば、他にもっと大切だと思えることを作ればいいのです。

努力が必ず実るとは言えませんが、実るものもあります。

欠点は隠しているだけのものもあれば、克服できるものもあるということを、頭の片隅に置いてみてくださいね。

ありのままの自分を無理に受け入れようとして、できないことばかりに頭を悩ませるより、できるところからコツコツと頑張って改善して行く方が、余程自己肯定感上がる行為と言えるでしょう。 

心がける行動③「我慢しすぎない、時には本音も必要」

自己肯定感とは、「自分が何かを成し遂げ、それを自分自身で評価し、だから自分はすごいんだ」と感じる気持ちのことです。

しかし、そもそも自己肯定感が低くなってしまう環境に長く身を置いていると、自分で自分を評価する機能が故障してうまく働かなかったり、他者の評価がないと自分を褒めることができなくなったりしてしまいます。

自己肯定感の高い人は些細なことで自分を評価して大喜びできるし、少しの失敗では落ち込みません。自尊心も自己肯定感も低くなってしまっては、自分を大切にできなくなってしまうのです。

自分に対する、自分や他者からの評価が上がらない限り自分の存在価値を見いだせなくなってしまい、変な方向に悪あがきをして、さらに自分を傷つけてしまうのです。

自己肯定感が低いということは、自分の行動を信じることができないということ。

相手の些細な言動も、ネガティブに捉えがちです。

「こう言ったら嫌われる」「何を言っても無駄」と、人生諦めモードが常態化しており、本来の自分を認めることができないことで、素の自分を見せることができません。

そして、驚くほど不幸が続くという点もあります。二つのパターンがあって、1つが勘違いであるパターン。心が健康な人はいい思い出を残して嫌な思い出はいつの間にか忘れてしまうものですが、自己肯定感が低いメンヘラの人はすぐにネガティブになってしまうため、いい思い出も悪い思い出に勝手に書き換えてしまうのです。

2つ目は、自ら不幸な選択をしてしまうパターン。

もちろん不幸になりたくてそうしているわけではありません。

むしろ幸せになるためにそうしているのですが、本音を言えないのはまさにこのパターンで、嫌われないために本音を言いませんが、本音を言うからこそ関係は深まりますし、本音を言って嫌われるならその程度の相手だったということです。

それを我慢したり、合わない相手のそばに無理にしがみついたりして居続けようとするため、不幸が続くのです。

「自分を好きになるなんて変な人に違いない」「周りの目が気になる」「言いたいことが言えない」「何か企みがあって自分を褒めてるに決まってる」「嫌われるのが怖い」「完璧じゃなきゃ好かれない」などなど、挙げたらきりがありませんが、自己肯定感が低いメンヘラの人は、普通の人より強くこう思いがちです。

そういった考えの人は自分で自分を認めることができませんから、他人に認めてもらうことに執着します。

「好きと言って欲しい」「恋人らしい行動をしてほしい」「好きならこうしてくれるはず」。

恋人同士なら芽生えるごく普通の想いかもしれませんが、実はこれらは思いやりのかけらもない考えであることがお分かりでしょうか。

欲張って求めてしまう気持ちはよくわかりますが、相手に求める前に、あなたは何か与えましたか?それはちゃんと相手の求めるものですか?

相手が求めるものをこちらから与えない限り、こちらが求めるものを相手が与えてくれることもありません。

メンヘラの人はそのことに気付かないため、悪循環が生まれるのです。

誰しも自分を認めてもらうと気分がいいものですが、自己肯定感が低すぎると「そういう存在がいなくなると自分はダメになる」と感じるようになります。

それは自分で正しく評価できなくて、他者からの評価に依存してしまうから。

恋人や、恋愛そのものに依存してしまうのです。相手を逃さないよう縋りついて必死になると、相手の気持ちを尊重できず、認識に食い違いが生じてしまうので、お互いに違和感を覚えたり、我慢したりしてしまうのです。

人間は、意外と簡単にその人の発言が本音か、そうでないかを見抜くことができます。

見抜くことはできなくても、少なくとも違和感を覚えるでしょう。メンヘラの人はそう言った察する能力が極めて低く、察することができないため、変に解釈をしたりしてより強く束縛したり、依存したりしてしまいます。

本音が言えないと、相手にとって自分は「よくわからない人」になってしまいますよね。

そもそも、その「よくわからない人」のことを好きになることは少ないでしょうし、付き合ったとしても嫌われないようにと本音を言えなくなり、いずれ限界が来て思わぬ形で爆発してしまったり、逆に押し付けすぎてしまったりすることにもなりかねません。

本音の伝え方はとても重要です。それを我慢し続け、いつか爆発することによって相手を傷つけてしまい、恋愛がうまくいかなくなってしまいます。

我慢したくないのにする我慢は、もうやめましょう。

人間、いい部分も悪い部分も、そう簡単には変えられません。

一生付き合って行く覚悟が必要なので、時には逃げるが勝ちが最善な場合もあります。

我慢して状況が改善するならいいのですが、そうでない場合が多く、我慢し続けていても状況がよくなることは稀です。

そして、告白をして受け入れてもらえると嬉しいように、本音を言って受け入れてもらうこともとても嬉しいことです。

もし「周りに迷惑だからやめてほしい」と思っても、伝えるとなるとすごく勇気がいるかもしれません。

それが喧嘩の原因になることも想像できますし、別れをも想像できます。

何事も言い方次第で、あくまでも子供を諭すように理由を明確にして伝えれば「気を付けるねごめん」と、わだかまりにならないこともあるのです。

常識的なマナーは、言っても直らない人や直そうとしない人は一生そのままです。

伝えたとしても改善されず、それが許容ではなく我慢を強いられるのであれば、やはり幸せな恋愛ができるとは言えないでしょう。

加えて、精神的に自立するために必要なことは、自分で自分のすべてを認めることです。

「自分で自分を好きじゃなきゃ誰が好きになってくれるの?」これは一見ネガティブな発言に思えますが、とても当たり前のことで、大切な心構えだと言えます。幸せというのは、誰かが持ってきてくれるものでもなければ、誰かと一緒にいれば絶対に幸せ、という他力本願なものでもありません。

自分を幸せにできるのは自分だけ。

誰かを愛する自分を作るのも自分、誰かに愛される自分を作り上げるのもまた、自分なのです。

幸せの一つである「認めてもらうこと」を他人に過度に期待せず、自分で自分を認めることで、それをいとも簡単に叶えることができます。

まずはチャレンジしてみてできたことに視線を向け、それをやろうとした自分を褒めてあげてください。

そして、もしできなかったとしてもそれを認め、受け入れましょう。

自分は不完全で、自分以外の皆も不完全。そしてその後、できるようになるためにどうするか考えてもいいし、辛いならやめてしまってもいいのです。

どんな自分も自分であること、できなくても生きるべき存在であること、そう思いこむことから始めれば、自分で自分を認めることができますので、相手に依存しない恋愛をすることができるようになるでしょう。

いかがでしたか?

人はどうしても、「完璧じゃなきゃ、人より優秀じゃなきゃ」と思います。

頑張って頂点を目指し続けられる人はいいのですが、できない人の方が多いでしょうし、キリがありませんよね。

メンヘラの人が幸せな恋愛をするために心がけた方がいいことをご紹介しましたが、本音を言えなく
ても、我慢してしまっても、自分を責める必要はありません。心構えとしては、「明日から頑張る」くらいの気持ちでいてください。

普段当たり前にしていることでも、できたら大げさなくらい喜びましょう。

そうすればその内、脳が騙されてできたことを探しやすくなりますから、自己肯定感はますます高くなります。

まずは少しずつの積み重ねと、少しずつの努力をすることから始めてみませんか?

=>メンヘラ彼女を忘れるために必要なこと

テーマ: